社会福祉法人道北センター福祉会

ごあいさつGreeting

　2018年5月に札幌から名寄に移ってきました。名寄教会の牧師として働いています。
道北センター福祉会の働きには2019年度より理事として加えていただきました。
　50年程前、カナダの教会から派遣されたハウレット宣教師夫妻によって始められた精神障がい者支援の働きは、
1990年に社会福祉法人となって教会の働きから独立してからも、今に至るまで全道のキリスト教会から覚えられ、祈られています。
わたしも札幌で牧師をしていた20年以上前から道北センター福祉会のハチミツを家に常備して、ささやかながらこの働きのために祈ってきました。
聖書の1節に「体の中でほかよりも弱く見える部分が、かえって必要なのです。」という言葉があります。
病気や障がいを負うために、生きていく上で他者の助けを必要としている人たちの存在は、実は人間社会にとって必要不可欠なものであり、
わたしたちは彼らを通して、人の命の価値、存在の価値を本質的な意味で学ぶことができるのです。
　2021年6月より理事長に任命され、その責任を担うこととなりました。このような形で社会福祉の働きに加わるのは初めてですので、
経験も力も乏しい者ですが、現場で働くスタッフの皆さんや他の理事・評議員の皆さんと共に歩みながら力をつけて、
道北センター福祉会が目指してきた「すべての人が自分らしく安心して与えられた人生を送ることができる社会」を実現していくために、
少しでもお役に立ちたいと願っています。
　福祉の働きは、その地域に住む皆様に理解され支えられることによって、初めてその使命を果たすことができるものであると思っております。
道北センター福祉会のために、その拠点である名寄市民の皆様をはじめ、近隣地域の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
理事長　日向　恭司